学ベちゃって面白い♪


ロケバスや控え室でなく、現場で待ち時間を過ごすことがあります。
これは、非常に楽しいです。


ベテランの俳優さんの演技を
ナマで見られるんですから、
面白くないわけがない!!!(^^)


演技だけでなく・・・なんというのでしょう・・
取り組み方や、身の振り方、姿勢、
そんなものも見られるのです。


演技において、
「ひゃあ。こうきますか!?すごいなあ」
と、感動したり、降参してみたり(笑)。
そして、
「こういう取り組み方、こういう態度だから、
皆に好かれるんだなあ」
というのを学んでみたり。



当然、反面教師もあります。
「いくらベテランさんでもこれは・・・どうよ・・?」
と、思うこともありますし、(生意気ですが)
「こういう態度は、よくないよな。私もやってるかもしれない。気をつけなくちゃ」
とわが身を引き締めることもあります。



自分が出ていないところを、監督さんがどう演出するか見るのも楽しい♪


バタバタと忙しい現場ですから、
邪魔になるので、そうそうは現場で待っていられないことも多いですが、
現場で待ってるよう指示されるのは大好きです。



そして、
現場の空気に多く触れる
のは、いろんな意味で、役者を成長させてくれると思います。



「現場で待つのが好き」になったきっかけは
「機動刑事ジバン」のあるシーンの撮影のときです。



私演じるマーシャと、相棒・カーシャが
空中でくるくると回るシーン。
当然、JAC(ジャパンアクションクラブ)の方々が
吹き替えで演じてくれます。



その時のセカンドの助監督、石田さんが、私たち二人に言いました。


「彼女たちが吹き替えをやってくれるから。
見ているように。終わったら、お礼を言うように」


早く帰りたいのになあ、なんて思いつつ・・・・
その場面を、見ました。


見ながら、感動しました。



「あれは、私なんだ」


見る人にとって、吹き替えだろうが本人だろうが関係ない。
作品の中で「マーシャは一人」しかいないわけで、
一人しかいない私が、私を見ていないのはおかしい。


また、スタントをやって下さる彼らの真摯な姿勢に
現場を愛する人々の素晴らしさを見たのです。



心から、「ありがとうございました!」
とお礼を言いました。




現場を愛するからこそ、
現場での待ち時間が好き♪


「長いことお待たせしてすみません」
助監督さんが、恐縮して言いにくる時
私はいつも言います。


「(^^)待つのも仕事のうちですから♪」



「河合さんは偉いなあ」なんて言われる事もありますが、
偉くもなんともないんです。
「好き」なだけですから。
一杯勉強できるし(^^)。

待ち時間あってこそ役者
なあああああんて、カッコいいこと、思っちゃったりするのです。
へへへへへ♪

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